こちこちブログ

医学部を中退して都内の私文に通ってます

比喩の癖が凄い官能小説を書いた

 

最近知ったんですけどね、私 

この世の中にはネットエッチなる文化が存在するらしいんですよ。 

なんじゃそれ?!と気になっていろいろ検索してたんですけどもどうやらTwitterなどのリプで文章を使っての架空sexみたいなものらしいです。奥深い。 


そして彼らに共通するのが「お前らめちゃくちゃ偏差値高いんか?」って程までの語彙力なんですよ。難解な語彙や比喩表現、暗喩なんかの小細工を使ってのやり取り。平安時代なら確実に勅撰和歌集に掲載されるレベルですよ。彼ら伸び代が凄い。本気出せば芥川賞いけますよこれ。 


私もそんな彼らを見習って官能小説を書いてみようかなと思いましてですね、試行錯誤してみました。よければみてください。 


私の前にそびえ立つ彼のエベレストは、ヌラヌラとまるで鰻の皮膚の表面かのように愛液で光沢をまし私の視界を遮った。 

私はその刹那彼のエベレスト…いやチョモランマを私の中の桜島が受け止める快感を想像し、自らの桜島の火口から熱い溶岩のようなものが流れいづる身体の感覚を覚えた。 

熱いっ…今ならこの溶岩で釜やきピッツァ焼けてしまう…。 

私の異変を察したのか彼は私の照れで異常なまでに膨れ上がりまるで奥歯から前歯まで全て虫歯になったかのような頬を撫で上げた。

彼の手の感覚が触れるたびに私の中に強い電流が流れる…。いや電流は強いじゃなくて大きいという表現の方が正しいのではないか……。 

そしてついに彼のしなやかな手が私の桜島へ…そして火口付近へと昇ってくる…大事な部分を彼の指がまるで琴を弾くかのように軽やかにタップする。鹿児島県全域ッッ火山灰降灰注意報ッッ…奏でる2人の吐息のメロディー。このメロディーまさか…雛祭りのお囃子? 

そのとき快感からか彼の性格上ピシッと伸ばされたシーツに石狩川が伝う…いや今日の量は尋常ではない…まるで利根川。 

イケナイコだね、君は。 

そっと耳元で囁く彼のその低い声は、アンジェラアキの手紙の合唱のアルトの声そのものであった。 

 

続く